「ひつじのショーン展」で見た、ストップモーション・アニメーションの舞台裏

アードマン・アニメーションズ 設立40周年記念の巡回展

クレイアニメ「ひつじのショーン」を制作している、イギリス「アードマン・アニメーションズ」の設立40周年を記念した全国巡回展「ひつじのショーン展」。
愛媛にやってきたので行ってきました。
2017年9/12(火)~10/22(日)@愛媛県美術館にて。

 

セットにパペット、スケッチまで。日本初公開の250点

「ひつじのショーン」をはじめ、「ウォレスとグルミット」、「チキンラン」などアードマン・アニメーションズ作品にまつわる展示がずらり。
ほとんどが日本初公開という約250点。
ショーンファンのわたしとしましては、実物のセットがたくさん展示されていて釘付けでした。
結構大掛かりで、ひつじのパペットも予想より大きめ。
ひつじたちが暮らしているあの納屋も♡
セットやパペットのほか、キャラクターのスケッチや絵コンテも展示されていました。
クレイ・アニメーションの舞台裏がのぞける、そんな展示内容。
実際に「ひつじのショーン」を撮影している作業風景の映像もありました。

 

1日に撮影できるのはたったの6秒…!

「ひつじのショーン」はクレイ(粘土)を使ったストップモーション・アニメーション。
クレイで作ったキャラクターを実際に動かしながら写真撮影し、制作されています。
なんとなくその様子は頭でイメージしていたものの、実際の作業風景を見てみると、気の遠くなるような作業量…。
1秒に25コマの写真を使い、一人のアニメーターが1日かけて撮影できるのはなんと6秒……!
現在は150人のスタッフで並列して作業し、時間を短縮しているそうですが、それでもとても手間のかかる作業。
すごい、とにかく、すごい。地道にコツコツ具合が半端ない。
今後「ひつじのショーン」を見るときには、別の視点から見てすごく感動しちゃいそう…、そんな風に思ったり。
ちなみに、昼・夜の絵面は照明のあて方で調整しているそうです。

 

リップ・シンク用のパーツもすごい

アードマン・アニメーションズの作品は、パペットのセリフにあわせて口のパーツを付け替える「リップ・シンク」という手法が取り入れられています。
言葉を発する実際の口の動きにあわせて、口パーツをチェンジ。細かい、すごい。
リップ・シンク用の口元だけのパーツもずらりと並んで展示されていましたよ。

 

「ウォレスとグルミット」シリーズにどんハマり

「ウォレスとグルミット」は作品を見たことがなく、今回の企画展で気になって帰りに即レンタル。
傑作といわれているシーンが見たくて、まずは「ペンギンに気をつけろ!」から。
終盤の名シーンの躍動感、すごい。ゴイスー!!!!!
めっちゃおもしろい!
ペンギンの悪そうなオーラもすごい…!(笑)
クレイのストップモーション・アニメーションでここまで表現できるなんて、衝撃。何度でも見たくなるおもしろさ。

 

ものづくりの背景を知れるのは、やっぱり楽しい

キャラクターやちょっぴりシュールなストーリーが好きで見ていた「ひつじのショーン」。
ショーンに関してはほぼセリフもなく、表情や仕草などほぼ目から入ってくる情報で見る、視覚的な楽しみにあふれている作品。
その一つひとつの動作や表情に、とてつもなく緻密な作業工程があるということ。
ものづくりの背景を知ると、いろんな視点から見ることができて、今まで以上に作品を満喫することができて楽しい。

わたしは第1シリーズ:10話の「サタデー・ナイト・ショーン(Saturday Night Shaun)」の回が大好きなのだけど、あれだけどんちゃん騒ぎしてる絵面作るのって超大変そうだわ…なんて思いながら、興味深く見てきました。